火葬場の炉の前では、お時間やスペースの確保ができないため、基本的にはできません。
ただ、故人様が亡くなられた後、直接火葬場にて執り行う「直葬」などでは、火葬炉の前で数分間、ご導師にお経を上げていただいたり、お花などを入れていただく形でのお別れとなります。
火葬場併設の葬儀式場を借りてご葬儀を行うことはできますが、こちらは全く別物ですのでご注意ください。
必ず何回といった決まりはありません。
1回~3回位が一般的ですが、もしご自身のご宗派で決まり事があれば、それにのっとり行ってください。
ご参列の方で無宗派の方やキリスト教の方などは、お焼香をせずに閉眼し、礼をされる方もいらっしゃいます。
参列の方が多い場合、式の時間的な関係で「1回の焼香でお願いします」とお声掛けさせていただくこともあれます。
少人数でのご葬儀ですと、ご導師様より「ゆっくり3回お焼香していただいていいですよ」と、お声をかけられることもあります。
以下、宗派別の一般的なお焼香の回数となります。
天台宗 | 1回または3回 |
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日蓮宗 | 1回または3回 |
日蓮正宗 | 3回 |
浄土真宗(西) | 1回(額にもっていかない) |
浄土真宗(東) | 2回(額にもっていかない) |
真言宗 | 3回 |
臨済宗 | 3回 |
曹洞宗 | 2回 |
浄土宗 | 1回~3回 |
時宗 | 1回~3回以上 |
※各お寺様によっては違う場合もありますので、ご参考までに。
お家の方で菩提寺、お世話になっているお寺があれば、まずお寺にご一報ください。
その後、葬儀社にご連絡をお願いいたします。
病院の霊安室には長時間ご安置できないか、費用がかかってしまう場合があるため、ご自宅にご安置ができる場合は、取り急ぎ葬儀社にご自宅までの搬送をご依頼いただくことも可能です。
基本的に、家族葬といっても一般的なご葬儀との違いは人数の規模のみとなります。
ご参列の皆さまよりのお香典等で、最終的な負担費用は一般葬と変わらないこともありますので、安易に「家族葬で、、、」というのでなくまずは、しっかりとご家族でご相談されてから、家族葬かどうかお決めいただければと思います。
ご葬儀は非常に繊細な場となります。
また、故人のご友人などが亡くなった報告を受ければ「聞いた以上、顔を出さないわけにいかない」という方もいらっしゃいます。
逆に、親交が深かった方でお声掛けができなかった時には「声もかけてもらえなかった」と、とられる場合もあります。
大事なご家族様の送り出しで遺恨を残さないよう十分なご配慮が必要です。